グラベルロード激戦時代の幕開けかCXとカテゴリーが同じ!?TREK、SPECIALIZED、Cannondale各社で揃った最新グラベルバイク

日本でも人気のあるアメリカ三大自転車ブランドTREK (トレック)、SPECIALIZED(スペシャライズド)、Cannondale (キャノンデール)から最新グラベルロード情報が出揃いました。

 

そこで、TREKを除いてはSPECIALIZED(スペシャライズド)、Cannondaleの2社の動きは似て非になるジオメトリーのバイクであるグラベルバイクとCXと言われるシクロクロスバイクを同じカテゴリーとして世界的に販売戦略を見せ始めました。

 

一方、TREKはシクロクロスバイクとグラベルロードのカテゴリーは分けたままで、フルモデルチェンジした新グラベルバイク(オールロードアドベンチャーバイク)としてCheckpointを発表しています。

 

この3社でどのように世界のグラベルブームに対応していくのか簡単に3社の最新グラベル情報をまとめて紹介します。

 

またSNSで話題になっているので、皆さんの意見もまとめてみました。

 

TREK|新たなグラベルロードCheckpoint

TREK Check pointとは!? Checkpointは、これさえあれば他はいらないと思わせるバイク。

 

グラベル用に設計されているものの、トレックの中で最も多用途であり、幅広いライドを楽しむことができる。

 

Checkpointは、ラックやケージ用のマウントを賢く配置しているため、必要なもの全てを持ち運べる。

引用元:公式サイトよりTrek Bikes(JP)

Checkpoint SLR 7 eTap
Checkpoint SLR 7 eTap

過酷なグラベルレースで戦えるカーボングラベルロード 。素材には軽量700 Series OCLVカーボンフレームを仕様。

 

また、TREKの技術をDNAを引き継いだ証として Iso Speed技術を搭載。地面からの振動吸収性を緩和させるだけでなく、自分好みの乗り味に変更可能。

 

また、コース状況に合わせてIso Speedの設定を変えることで過酷なレースも制覇へ。

 

軽快で安定したプログレッシブなジオメトリーを採用。

 

さらにShimano GRX ドライブトレインで荒れたグラベルを走っていても滑らかに変速を可能に。

TREKの中でも人気のロードバイクDomaneに採用している、ダウンチューブ内臓ストレージを追加。

TREKの中でも人気のロードバイクDomaneに採用している、ダウンチューブ内臓ストレージを追加。

 

ダウンチューブ内に設けられた内蔵ストレージにはツールやギアを収納可能。

 

グラベルロードバイクのカテゴリーでは、ダウンチューブ内臓ストレージは珍しく、ギミックが多いことで遊び心がくすぐられる。


SPECIALIZED|「新型CRUX(クラックス)が登場

新型Cruxは世界最軽量のグラベルバイク。最大で47cのタイヤを飲み込むクリアランスや専用のジオメトリーを採用し、グラベルライドで見事な走破性を発揮します。グラベル性能をただ突き詰めてあるだけでなく、グラベルライドの真髄を楽しめる1台です。引用元:Crux Specialized.com

CruX Pro
CruX Pro

Crux Proは、正確ですばやいシフティングが可能なSRAM Force 1 eTap AXSグループセット、油圧ディスクブレーキ、軽くて丈夫なRoval Terra CL Discホイール、そして荒れた路面に食いつく700x38mm Pathfinder Pro 2Bliss Readyタイヤを搭載します。

CruX COMP
CruX COMP

Crux Compは、信頼性が高く、スムーズに変速するSRAM Rival 1グループセット、油圧ディスクブレーキ、丈夫なDT G540 Discホイール、そして荒れた路面に食いつく700x38mm Pathfinder Pro 2Bliss Readyタイヤを搭載します。


Cannondale|新型SuperSix EVO 「CX」と「SE」の2モデル登場

世界中のロードレースシーンで勝利を収めるSuperSix EVOのパフォーマンスを、シクロクロスとグラベルへ。より滑らで、かつてないほど高性能なバイクがダートに登場しました – dirt just got faster.引用元:SuperSix EVO SE | Gravel Bikes | Cannondale

SuperSix EVO CX
SuperSix EVO CX

SuperSix EVO CXはキャノンデールが送り出す最速のシクロクロスバイク。

 

シクロクロスの難コースに勝つ - 短いチェーンステーで爆発的な加速と驚くほどのグリップ力。

 

OutFrontジオメトリーは高速時の安定性と低速時の敏捷性に優れています。

 

非常に大きなタイヤクリアランス(UCI規定で33mm幅タイヤの場合、左右に13mmのクリアランス)のため、マッドレースの泥詰まりが少なくなります。より速く。

 

より少ないピットストップ。

SuperSix EVO SE
SuperSix EVO SE

SuperSix EVO SEはグラベルレースの表彰台を目指すレースマシン。

 

SuperSix EVO CX とSEにはUCI規定の33㎜幅タイヤを使用しても13㎜のクリアランスが生まれます。

 

最大45㎜幅のタイヤを選択することも可能です。

 

ワイヤレスSRAM 2x ドライブトレイン、DT Swiss CR-1600 ホイール 、Vittoria 40cタイヤが付いたこのバイクは、グラベルレースとハイスピードダートアドベンチャーのために設計されました。

 

フレームやジオメトリーは共通だが、コンポーネントやタイヤサイズが異なる。


SNSで話題になっているグラベルロードTwitterまとめ

日本市場と海外市場ではグラベルロードの定義が違う

ここでTwitter民が騒いでいるのは、グラベルロードとシクロクロスバイクは似て非になるものなのに、どうしてメーカーによってカテゴリーを分けをしているブランドとカテゴリー統合したブランドがあるのか気になる所です。

 

また、「グラベルバイクで軽量で速度良く走るってなに!?」「グラベルバイクってバイクパッキングしたり、自転車をのんびり楽しむものじゃないの!?速く走るものなの?」と困惑した方もいるのではないでしょうか。

 

今、流行っている海外の過酷なグラベルレースと日本でロードバイクとは違う新たな自転車の楽しみ方として「グラベルロード=自転車キャンプ、ツーリング」で宣伝している差が大きく、日本以外の市場の大きい海外のトレンドを製品に反映させると軽量で速く走れるグラベルロードはシクロクロスバイクとしても使えるよという売り方になったのかもしれません。

Twitter民の声

乗ったら分かるグラベルロードとシクロクロスバイクの違い

グラベルロードとシクロクロスバイクは似て非なるもの。

 

私、自身グラベルロードもシクロクロスも所有していますが、シクロクロスバイクで長距離を走った日には両腕の筋肉痛は免れません。一方、グラベルロードなら長い距離でも荷物を載せて走ることは容易です。

 

また、シクロクロスバイクでは長い峠を下る際は、ハンドルが暴れないように気をつけないといけません。まして、シクロクロスバイクに車載をして下る場合は、さらなる注意を払いながら慎重に下ります。

 

グラベルロードなら荷物を載せて下っても、ハンドルが暴れることもなく安心して下ることができます。

 

この差は一体、なんなのでしょうか。

グラベルロードとシクロクロスバイクの違いについて

シクロクロスバイクの特徴

ZOLDER PRO
ZOLDER PRO

目的:シクロレース場の障害物コースを走る目的が多い。周回コース内にある大きな石、木、段差を越えながらタイムを競う。

 

また、悪路などの泥上の場面でも操作しやすいように直進性よりはクイックなハンドル操作が得意な機材。

 

  • 高い規定によりタイヤ幅33C以下
  • ダボ穴がない(荷物を載せない)
  • 担ぎやすいフレーム形状
  • トップチューブが短い
  • ハンドル操作がクイック
  • ボトムブラケットの位置が高い

グラベルロードの特徴

ARCADEX
ARCADEX

目的:通勤通学から週末サイクリングへ。舗装路から未舗装路まで好きなままに自由のまま走る目的で作られたバイク。

 

車載する目的もありダボ穴と言われるパーツを拡張できる穴が初めから空いている。

 

また、タイヤ幅も車体によっては50Cまで装着可能。

 

エアボリュームがあることで、地面からの振動吸収性も軽減されて気持ちよく走れる。安定性が高くハンドル操作しやすい機材。

  • 安定性や乗り心地を重視してタイヤ幅40C以上着用
  • ダボ穴がある
  • フレームの内側にバックを装着させ
  • 姿勢が高くなるようトップチューブが長め
  • ハンドル操作は荷物を積んでも安定しやすい
  • ボトムブラケットの位置が低く車載した状態でも安定性が高い

まとめ

いかがだったでしょうか!

 

実際にシクロクロスバイクとグラベルロードのカテゴリーを統合したからと言って、自分の使用目的をまずは明確にするといいです。業界的にメーカーがどう世界に打ち出すか、淘汰が始まった時期なのかもしれません。

 

バイクパッキングをやりたいと思う人は、グラベルロードというカテゴリーだけで判断しないで、ダボ穴があるグラベルロードを選択する。

 

また、シクロクロスバイクレースにも出たい、バイクパックングはやらないけどグラベルライドはしたい、そんな人はダボ穴はなく軽量化モデルの戦えるグラベルロードを選択するといいです。

 

少しの間は日本国内でも浸透して落ち着くまでは、グラベルロードというカテゴリーだけで自転車選びをしてしまうと失敗するかもしれません。

 

今後、もしかするとバイクパッキングしたいという方はグラベルロードではなく、ランドナーというカテゴリーの方が分かりやすいかもしれません。


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