ベルギーの自転車メーカーのRIDLEY(リドレー)からグラベルロードが登場しているのはご存知でしょうか。
RIDLEYは、1996年創業で始まりはシクロクロスバイク(CX)です。今やツール・ド・フランスで活躍するロードバイクの方で日本では有名で、アニメ弱虫ペダルの人気キャラクターが使用していたことでも認知度が高くなりました。
RIDLEYが開発したシクロクロスバイクが10年で7度世界選手権を制した実績からロードバイクを作るようになります。そこで、2007年のツール・ド・フランスで飛躍的に活躍したことで世界的にも有名になります。
※シクロクロスレースとは、ロードバイクレースのオフシーンズンに行われる1週2.5km〜3.5kmほどの舗装路、未舗装路が混じるコースを周回するレースがある。
そこでは、シクロクロスバイクという自転車を使用して走ります。
そんなRIDLEYの技術が詰まったグラベルロードを紹介します。
RIDLEY Kanzoシリーズとは
Canzo(カンゾ)あるいはCanso(カンソ)はトルバドゥールが世界をさまよっていた時代の言葉です。
物語を語るには中世にさかのぼる必要があります。 トルバドゥールとは歌手であり詩人でした。
彼らは遠く世界中を旅して、あらゆる冒険を経験し、歌や詩を作りました。
例えば、騎士道や宮廷の愛の物語を作りました。
彼らは村に着くと、そこに住む人々に物語を語り、村の誰もが彼らの語り口に聞き入りました。
RIDLEYはトルバドゥールと同じように、自転車で遠く冒険へ出かけてもらいたいと思っています。
新しい場所を発見したり、すでに知っている場所で再発見したりして、舗装路・未舗装路を問わずあらゆる道を存分に楽しんで下さい。
森を横切り、その先に何があるかを発見して下さい。
あなたが戻ってくると、あなたの話に誰もが耳を傾け、あなたはまるでトルバドゥールになった気分になるでしょう。
なぞKanzo?
Canzo(カンゾ)あるいはCanso(カンソ)はトルバドゥールが最も好んだ物語の語り口の形式、つまりジャンルの一種です。現代の音楽にヒップホップ、ラップ、メタルがあるように、Canzoは詩的なジャンルでした。
RIDLEYはトルバドゥールの冒険に共感し、グラベルバイクをKanzoと名付けました。
Kanzoに乗って、未知なる冒険に出かけましょう。
最高の冒険は素晴らしい物語でもあります。
Kanzoは素晴らしい物語を語ってくれるでしょう。
引用元:公式サイト Kanzo History|RIDLEYより
グラベルレースを最速で駆け抜ける|RIDLEY Kanzo Fast
こんなにスタイリッシュで無駄のないグラベルロードは初めて拝見したという方も多いのではないでしょうか。横から見ると通常のエアロロードバイクだと錯覚してしまうほど、空気抵抗を意識して作ったことがわかります。
それもそのはずで、このKanzo FastのコンセプトがエアロロードモデルNoah Fast Discのテクノロジーを受け継ぎ、オフロードを60%、オンロードを40%走ることを想定し、グラベルレースを最速で駆け抜けることを最大の使命にしました。
グラベルロードと聞くと通常はバイクパッキングできるようなダボ穴やゆっくり自転車を楽しみたいと言う方に向けてメーカーが開発してると思いきやRIDLEYは、海外で行われるグラベルレースで活躍できる本気の戦えるグラベルロードを手がけています。
RIDLEY Kanzo Fastの特徴
ケーブルがフル内臓されていることが分かります。
さすがオンロード60%、オフロード40%を想定しただけあり、エアロダイナミクスを追求してフレーム、フォーク、コックピットなどが専用設計されています。
また、ダウンチューブとシートチューブはタイヤ幅と同等に横幅を広げることで泥除けの役割を果たしています。より太いタイヤが装着できるようにフロントギヤはシングル専用となっており、最大タイヤ幅42mmとなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
グラベルロードの概念が少し変わったのではないでしょうか。
世界的に見るとエアロ形状のグラベルロードが日本でも人気が出る日が来るのではないでしょうか。
また、幅広く遊びたいロードバイクのような速度感も体感したい、時には太いタイヤを履かせて遊ばせたいと思う方は是非、RIDLEY Kanzo Fastを試乗して体験してもらいたい1台です。