「へんしんバイク」の創設者であり代表の渡辺未来雄さんは、革新的なアイデアを持ち、自転車好きな子供たちの数を増やすために素晴らしい成果を上げています。この記事では、彼の取り組みや功績についてご紹介します。
株式会社ビタミンiファクトリーについて教えてください
渡辺さん、今日はよろしくお願いいたします☺️「へんしんバイク」について色々と教えてください。
イマオさん、よろしくお願いします!!株式会社ビタミンiファクトリーは、3世代を通じて誇り豊かな成長を体験できる社会を作ることを目指しています。体験型の教育を提供しており、特に子供たちの成長をサポートしています。私たちの会社のスタートは、子供たちがよく乗るブレイブボードを日本に広めたことで知られています!!そこでも、ただ輸入して販売するのではなく、乗り方教室を開き安全に楽しく乗れる、遊べるように取り組んできました。
へんしんバイクの誕生について教えてください
「へんしんバイク」は、2011年に誕生しました。10歳までに子供たちの「4回できた」を作りたいという思いで、親子で楽しく自転車に乗れるようにすることを目指しています。昔は子供たちが3歳、4歳の頃に自転車の練習を始めることが一般的でしたが、この特訓は大変で辛く泣きながら乗り方を覚えた大人も多いのではないでしょうか。
その通りです。私が自転車デビューする際には、やはり親に押してもらいながら転びながら泣きながら辛く、自転車の乗る練習をした記憶があります(涙)
以前はそうでしたよね。「へんしんバイク」を使えば親子で楽しく乗り方を学ぶことができます!そのために、「へんしんバイク」を開発しました。また、ブレイブボードでも乗れない子供達のために乗り方教室をやりました!自転車も同じで30分で乗れる自転車教室も全国で開催しています。「自転車でもできた!」親子の体験を作っています。
株式会社ビタミンiファクトリーショールームについて教えてください
ショールームでは子供たちと親御さんで来店していただき、子供が気にいるか分からない、何色がいいか分からない、サイズやカラーが分からないという方に親子で「へんしんバイク」を見て知っていただく場所になっています。また、インストラクターによる簡単な乗り方の指導や遊び方の説明を行なっています。子供たちは実際に「へんしんバイク」に乗って体験することができます。子供たちが楽しめるようなコースになっており、子供と親子で一緒に体験できます。
ショールームを見た瞬間、わくわく、ドキドキする空間になっています!!是非、気になる方は遊びに来てもらいたいなと思いました☺️🚲✨
へんしんバイクの特徴について教えてください
「へんしんバイク」は、ペダルがない状態、ペダルを付けた自転車がへんしんバイクの特徴です。1台で2役になります。「へんしんバイク2」は、2歳から乗ることができます。2歳から乗るために、自転車としては譲れないポイントがあります。ブレーキ、タイヤもエアタイヤです。サドルも硬いとお尻が痛くなって、お子さんは乗らなくなります。また、色々なことを実現させるために小さな工夫が沢山されています。
サドルの先端を見てください。凹んでいると思います。サドルをしっかり下げた際に、お子さんの両足がしっかり地面に付くように工夫しています。サドルのクッションを無くしたり、足を付かないようにするのは楽ですが、安全面を考慮して専用でサドル1つ取っても開発しています。また、スタンドの位置もキックバイクとして使う際に、邪魔にならないように足が当たらないよう設計をしています。
すごいです!!サドル1つにしても細かな部分にはなりますが、子供にとっては大きく影響する箇所です。私が子供の頃は、少しでも長く乗れるようにサイズの大きな自転車を買ってもらい、足はつま先しか地面に付かずにフラフラしながら乗っていた記憶があります。今思えば大変、危険だったなと感じます。
私たちは全国で乗り方教室もやっているので、お子さん達がどう乗って、どう嫌がって、親御さんたちが何を悩んで困っているのか目の当たりにします。お客様の声を聞きながら製品開発に活かしています。
- ペダルのない状態から始めることができます。へんしんバイクは、最初はペダルが取り外されており、子供がバランス感覚を養うために足で地面を蹴りながら進むことができます。
- ペダルを取り付けることで、通常の自転車に変身することができます。へんしんバイクは、付属のペダルを取り付けることで、通常の自転車として使用することができます。
- 外観が異なるだけでなく、機能的にも変化します。キックバイクと通常の自転車では、外観だけでなく、チェーンの有無やペダルなどの機能的な違いもあります。
- 幼児から乗ることができます。へんしんバイク2は、2歳から乗ることができるように設計されています。子供が自転車の乗り方を学ぶために最適なサイズと機能を備えています。
- 安全性を重視しています。へんしんバイクは、子供の安全性を考慮して設計されており、ブレーキやエアタイヤなど、通常の自転車と同様の安全装備を備えています。
- 成長に合わせて調節可能です。変身バイクには、成長に合わせてサドルの高さやハンドルの位置を調節することができる機能があります。これにより、子供が長く乗り続けることができます。
へんしんバイクの安全面について教えてください
安全面で言うと、小さな子供たちはブレーキができないという話がよくあります。乗り方教室を通して、3歳になってもブレーキができない子供はいないんです。親御さんが教え方が分からない、お子さんが興味を示さないってことはあります。興味がないとブレーキを覚えようとは思わないですよね。
また、ブレーキがない状態が当たり前になってしまうと、ブレーキ操作を身につけないまま2歳から乗り始めて3歳、4歳、5歳とブレーキがない状態が当たり前になってしまいます。そうするとブレーキ操作を身につけないまま数年経過してしまいます。なので、へんしんバイクには、はじめからブレーキがついています。長く乗ってもらう為にも、しっかりと覚えてもらうことが大事なポイントです。また、自転車デビューには王道があるんですよ!!
自転車デビューの王道について
1.バランス、2.ブレーキ、3.ペダルなんです。バランスを取れた後に、足が地面に付く状態でブレーキを覚えると簡単なんです!安全に操作できるようになります。ブレーキのない状態のキックバイクから自転車に乗り換える時期があるとします。だいたい乗り換えの際には、お子さんの体に合っていない大きなサイズの自転車を購入されることが多いと思います。そうすると、ブレーキを覚えていない状態で、サイズの大きな自転車に乗れば、足も地面に付いていない、ブレーキ操作も興味ない安全に操作することはできませんよね。
学ぶ順番って、大切なんですね!!
正しく安全に乗るには、学ぶ順番がすごく大切になってきます!!
へんしんバイクでルーレット!?ブレーキに興味を持ってもらう
「へんしんバイクでルーレット??」って、何ですか。
車体を逆さまにします!お子さんにタイヤを手で回してもらいます。回しながら繰り返すうちに、親がブレーキをしてタイヤを止めます。お子さんは「なんだ?なんだ?」とブレーキに興味を示すようになります。親子でゲーム感覚で、楽しくブレーキ操作を学ぶことができ、お子さんも握力が付くようになります。
「へんしんバイク」の車体の話から「乗り方」の話に繋がってくるんですね!!
へんしんバイクは、ハードとソフトが一体化して「へんしんバイク」です。やはり自転車デビューを簡単にするために開発しました。どのサイズで、どういう機構を持っていたら一番楽しく簡単にデビューできるか考えています!色々と研究して分かったのは、やはり大人になった時と同じ操作を一番最初から始めるのが自然だと思いました。そこで、自転車デビューを考えたファーストバイクとして、ファーストデビューバイクとして呼んでいます。
ペダルを回せない子供達をサポート「ペダル君」を紹介
キックバイクから自転車に乗り換えた子供たちの中で、ペダルが回せないお子さんが増えています。以前は、3輪車に乗っている子供たちが自然にペダリングを覚えていた時代でしたが、現在はそのような機会が減っているため、ペダル操作に慣れていない状態で自転車に乗る子供が増えています。
ペダル操作ができない子供が増えているんですね!!僕らの時代は、3輪車で良く遊んだ記憶があります。3輪車は3輪車で役割が合ったんですね。
そうなんですよ!3輪車はペダル操作を覚えるのに役に立ってたんですよ。ただ時代と共に乗るお子さんが少なくなりました。
この問題を解決するために「ペダル君」というアクセサリーを開発しました。ペダル君は、パッケージの外箱を切り抜いて組み立てることで、ペダルを回すためのスタンドになります。普通に教える場合よりも短時間でペダリングを習得することができるので、ペダル君を使えば家でも簡単に練習ができます!!
ケルビムとの共同開発!10年の構想と開発から誕生した「へんしんバイクC14」
今までのへんしんバイクは、子供たちがデビューした瞬間、可愛いと思うようなアイデンティティでスタイルを追求してきました。しかしながら、デビュー後に自転車を売ってしまう人が多いことに悩んでいました。せっかくなら子供たちが長く乗れる自転車を開発するために、新たにゼロから開発して誕生したのが、「へんしんバイクC14」という14インチのモデルです。こちらは3歳〜7歳のお子さんが長く乗れます。
最新モデル「へんしんバイクC14」の特徴について
CHERUBIM(ケルビム)とは
1965年、日本の自転車フレームビルダーのパイオニアとして知られる今野仁さんが創業。 世田谷区にアトリエを構え、競技用フレームの制作を始めたのがその成り立ちだ。出典:http://www.cherubim.jp
ハンドメイドバイク世界一「CHERUBIM(ケルビム)」の今野さんにお願いして完成したのが「へんしんバイクC14」です。従来モデルでは実現できなかった課題を、「ダイヤモンドフレーム」の採用をしました。また新たな「ペダル取付機構」の開発によって解決しました。こちらは、ママも取付できる第2世代ペダルシステムで、現在は特許申請中です。アルミ等の高級素材ではなくスチールを使用し、細く無駄のないフォルムで1.1kgの軽量化と剛性を両立しています。
自転車好きな人が喜んでしまうほど、CHERUBIM(ケルビム)が作る自転車は美しいものが多く、その自転車を創る道具一つ一つも丁寧に作られた貴重なものが多いです。さらに驚いたのは、現在特許申請中の「ペダル取り付け機構」です。この機構はペダルの取り付けが簡単になるだけでなく、チェーンを簡単にはれるのもすごいと感じました。
南極で開催された世界初のトライアスロン大会「氷の上を走れる自転車」を開発!?
CHERUBIM(ケルビム)とコラボすることになったきっかけについて教えてください
趣味でマラソン、トライアスロン、アイアンマン、100kmマラソン、サハラマラソンなど長年やってきました。そこで、南極でもマラソン大会があり、せっかく参加するなら走るだけでなく主催者に南極トライアスロンしましょうと話をしたら「そりゃ面白い!」ということになりました。(笑)それで、2013年に南極で世界初の南極トライアスロン大会が開催されました。
実は、南極を自転車が走った記録はなかったようでした。そこで南極でも走れる自転車を開発しようとしていた時、今野さんの存在を知り、世界初の南極で走れる自転車を作ってもらえませんかとお願いにいったのが始まりです。
南極でトライアスロンですか??南極で走れる自転車を開発!?😳
南極トライアスロン大会で優勝することもできました☺️
しかも優勝して…実績まで作ったのはすごいです!!渡辺さんとても面白い方なので是非、またの機会に色々と教えてください☺️!!
はい、もちろんです!ぜひ、南極を走った自転車も見てください☺️今野さんは非常に面白い方で、「子供たちが自転車を好きになるためにはどんな自転車を作ればいいのだろう」「自転車好きな人を増やすためにはどうしたらいいのだろう」と何度も話し合いました。そして、10年かけて口説き落として作られたのが「へんしんバイクC14」なんです。
渡辺さんの自転車愛がすごく伝わってきます!!今回は色々と「へんしんバイク」について教えてくださり、ありがとうございました☺️
こちらこそ、ありがとうございました。駒沢公園の入り口にショールームありますので、是非遊びにきてください☺️🚲✨
動画でも紹介しています!
会社概要
- 社名:株式会社ビタミンアイファクトリー
- 設立:2005年11月1日
- 代表:渡辺 未来雄
- 経営理念:3世代を通して、誇り、成長、豊かさを味わえる社会を創る
- 事業内容:スポーツ用品の企画、開発、輸入、販売
- 住所:〒154-0013 東京都世田谷区駒沢公園1-1 Tote 駒沢公園 2F
- 公式サイト
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