台湾の新興ブランドVELOCI JIMMY(ヴェローシ ジミー)のグラベルバイクを紹介【試乗インプレッションあり】

今回は台湾の新興ブランドVELOCI(ヴェローシ)からJIMMY(ジミー)のグラベルバイクを紹介します。

 

台湾と聞くと大手有名自転車メーカーが大量生産しているイメージを持たれる方もいますが、VELOCI(ヴェローシ)というブランドは、自転車好きのバイクカテゴリーを生業とするフリーク達がスチールバイクに特化し、一人一人のライダーのニーズ(わがまま)を満たす、理想的なバイクを実現させるブランドとしてスタートしています。

 

その為、VELOCIはハンドメイドの少量生産で年間生産数量が限定されています。

 

そこで、自転車業界でインフルエンサーとして活躍されている『今を生きる男で有名な今田イマオさん』にレポーターとして、代表の伊藤さんに話をお伺いしました。

 

(2021年12月4、5日に行われたバイクロア秋ヶ瀬の会場での取材内容です)

台湾ブランドのグラベルバイクVELOCI JIMMY(ヴェローシ ジミー)
VELOCI JIMMY(ヴェローシ ジミー)

VELOCI(ヴェローシ)とは

HISTORY

VELOCIは、自転車好きのバイクカテゴリーを生業とするフリーク達が、スチールバイクに特化し一人一人のライダーのニーズ(わがまま)を満たす、理想的なバイクを実現させるブランドとしてスタートいたしました。

 

伝統と革新を融合させ、より多くのシチュエーションに寄り添う為に、日々新しいモデルに進化させる事に焦点を当てています。

 

例えば、レースシーン、サイクリング、バイクキャンプ、街乗りなどに関係なく、自転車は価値ある生活に繋がるアイテムです。またその自転車は独自性や個性が無くてはなりません。

 

それらは、VELOCIのDNAであり、核心です。

 

VELOCIは、より多くの人々がスチールバイクの美しさと、純粋に乗る喜びを共有出来る物作りをし続けます。

 

古くからの友人であったブランドオーナーとの縁で、この度日本代理店としてスタートいたします。

 

彼の持つ輪道(リンドウ)は、伝統と革新との融合。

 

そんなVELOCIの良さを伝えることが出来れば嬉しいです。

 

出典:VELOCI CYCLE-OFFICIAL WEB SITE-より

MADE IN TAIWAN

VELOCIの拠点は自転車大国台湾。大国と言うより製造大国と言った方が良いでしょうか?イタリア某有名メーカーの工房と同じ場所で生産しています。精度の高さは折紙付き。塗装のクオリティも妥協ありません。大量生産のイメージがありますが、VELOCIはハンドメイドの少量生産です。年間生産数量が限定されますので、供給に満足出来るまでには少し時間を要するかもしれません。予めお詫び申し上げます

MKT Tubing

MKTチューブとは?VELOCIは、様々なパイプメーカーと密な関係にあり、例えば標準的なバッテッドチューブを更に熱処理を施し、強度を上げる。またバッテッドの肉厚を変更したりと、自転車の特性や使用目的に応じたパイプチョイスを行なっています。パイプメーカーとの共同開発なども担っています。※ 全てのモデルに使用している物ではございません。モデルによっては、columbusを使う場合もあります。

Drawing

フレームドロップエンドやラグ、VELOCI独自にデザインした物を多く使用しています。それは、妥協しない物作りの証しです。時間をかけてデザインし、テストし、金型成形を行なっています。一つのモデルを完成させるまでに、数年を要する事もしばしば。時代の変化が早すぎると感じる事も多いですが、それでも満足行く物作りを続けて行くのがVELOCI CYCLEです。


VELOCI JIMMY(ヴェローシ ジミー)の特徴について

日本輸入代理店VELOCI JAPANの伊藤さんにお話をお伺いしました。

モデル名を教えてください

今田イマオ
今田イマオ
よろしくお願いします!!早速ですが、モデル名を教えてください。

伊藤さん
伊藤さん
台湾ブランドのVELOCI (ヴェローシ)というブランドのJIMMY( ジミー)というモデルになります。日本ではフレームセット販売のみになります。

どんな特徴がありますか!?

今田イマオ
今田イマオ
台湾の新興ブランドと聞いて、グラベルバイクに着手している所や特徴が気になります!! 教えてください。

伊藤さん
伊藤さん
VELOCIのコンセプトは、マスプロではなく(大量生産はしていない)、ハンドメイドでの少量生産を得意としています。フレーム素材はコロンバスのスチールチューブを採用しています。フロントフォークはフルカーボンです。また、JIMYY(ジミー)の特徴は、現行のグラベルバイクのトレンドを全て盛り込んでいます。

今田イマオ
今田イマオ
トレンドを全て盛り込んでいるのは気になります!!教えてください。

現行グラベルバイクのトレンドを採用

伊藤さん
伊藤さん
現行のグラベルバイクのトレンドをしっかり盛り込んでます。ドロッパーシートポストのワイヤーをフレーム内側に通すインナールーティングを採用しています。

※ドロッパーシートポストとは、 ドロッパーシートポストはハンドル付近のレバーで、走りながらサドルの上下を工具なしで変更できるパーツです。ダウンヒルの際はサドルを下げてバイク操作をしたり、ヒルクライムの際はサドルに腰をかけながらと走行シーンに応じてサドル調整できる機構です。


インナールーティング採用
インナールーティング採用
ドロッパーシートポスト
ドロッパーシートポスト

今田イマオ
今田イマオ
マウンテンバイクのフレームには見かける作りですが、グラベルバイクのフレームにドロッパーシートポストのワイヤーをフレーム内に通すインナールーティングを採用しているモデルが少ないので、最新トレンドをしっかり取り入れていることに驚きました!!

フロントフォークにある謎の穴は何ですか?

今田イマオ
今田イマオ
フロントフォークに謎の穴が空いていますが、こちらは何の穴ですか!?

伊藤さん
伊藤さん
フロントフォークの穴は、アブダイナモのコードを収納する為に開いています。

今田イマオ
今田イマオ
ハブダイナモですか!?

伊藤さん
伊藤さん
ランドナーといった旅バイク、ツーリング仕様にする際に必要で、ハブダイナモのライトを装着させる際の配線の穴です。ハブダイナモは電池や充電を気にしなくて済むので、愛好者にとって必要な穴になっています。

今田イマオ
今田イマオ
現行のトレンドだけでなく、レトロなハブダイナモのライトを取り付けるのも味があって良いですね!また、旅バイクとして車載できるようダボ穴も沢山あるのもポイントが高いです。


タイヤ幅のクリアランスについて教えてください

今田イマオ
今田イマオ
クリアランスがすごく広いですが、タイヤ幅はいくつまで対応してますか!?

伊藤さん
伊藤さん
27.5×2.1または700×45Cのタイヤ幅まで対応したフレームになっています。今回はクロスカントリー用のタイヤを装着させています。

27.5×2.1または700×45Cのタイヤ幅まで対応
27.5×2.1または700×45Cのタイヤ幅まで対応

今田イマオ
今田イマオ
だいぶ太いタイヤを装着できるので、これ1台でグラベルバイクのようなマウンテンバイクのような乗り方、遊び方ができますね!

使用パーツについて教えてください

伊藤さん
伊藤さん
実はホイール、ハブ、ヘッドパーツなどはROLLCii(ロルーシ)という自社のパーツブランドを展開しています。


今田イマオ
今田イマオ
ヘッドパーツの色合いが好みだったので気になってました!!自社パーツも作られているんですね。合わせてカスタムするのも良さそうです。

今回、どんなイメージで自転車を組みましたか!?また、乗り心地について教えてください

伊藤さん
伊藤さん
今回のイメージは林道やトレイルも走れるように組みました。クロモリのマウンテンバイクに近い乗り心地で操作性も良くシャキシャキ動きます。

VELOCI JIMMY(ヴェローシ ジミー)に試乗してみた

クロモリフレームの特性とエアボリュームのある太いタイヤのおかげで、地面からの振動吸収性が良く乗り心地が良く、ハンドルの操作性はキビキビしています。

 

乗っている感覚はオールドスタイルのマウンテンバイクに近いものの、操作性や走行性は現在のグラベルバイクに近く、速度を競うようなハイスピードグラベルのカテゴリーではなく、普段の移動手段に通勤・通学から街乗り用にゆっくり自転車を楽しみたい人やツーリングバイクとして乗り倒したくなる1台です。

 

また、フレームもクロモリ素材でカスタム性が高く、タイヤのクリアランスも広いので自分の走るフィールドに合わせていじりたくなるグラベルバイクです。

今田イマオ
今田イマオ
その他のVELOCIラインナップも魅力的なので是非、気になる方はVELOCI JAPAN伊藤さんまでにお問合せください。色々と教えてくださりありがとうございました!!


会社概要

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